川漁師-vol.1

川漁師-vol.1

ランタン

社会人になり、アクアリウムを初めてはや半年。
いつのまにか師走を迎えてしまいました。

水槽もいつの間にか環境が整い、魚も死ぬことが少なくなるにつれ、
熱帯魚屋さんに行くのもだんだん少なくなってきました。

そんな僕が今お気に入りなのは日本淡水魚。
熱帯魚のような鮮やかさはありませんが、ギラギラと光を反射する銀色の体が渋い。

日淡のいいところは、川で採集できること。
そしてヒーターがいらず、比較的丈夫なこと。(流水の中にいるので夏の暑さには弱い。 )

この『採集』がとっても魅力的。
ショーケースに並んだ熱帯魚を選ぶだけのマンネリ化した毎日とはおさらばです。

そんなこんなでここ1ヶ月ぐらいは金曜日の夜に仕事を終えて、
友人と夜の川でウトウトしている魚達を群れごとさらう事に精を出しておりました。

しかしなかなか真新しい獲物は捕まらない。
またもや訪れるマンネリ。そこで、新しい方法を考えました。

川魚 ペットボトル ワナ

男の子なら小さい頃に一度はやるかやらないかのペットボトルのワナ。

作り方は至って簡単。

①2Lくらいのペットボトルの、上の細くなってる部分を切り落とす。
②切り取った部分を逆さにして、針金かビニールテープでぐるぐる巻きにする。
③千枚通しやアイスピックなどを使って狂ったように穴をあける。
④ペットボトルのお尻の方に釣り糸かビニールテープを通す。

ざっくり書いてこんな感じ。

完成したら川へ行こう!(危険なので夜である必要はない)

夜の川

川に着いたらとりあえずウォーミングアップに寝ている魚を捕獲。

捕獲 魚

寝ているところを捕獲された哀れな魚達。

川魚 ワナ

とりあえずウォーミングアップが終わったら、本題に移ります。
さっきの仕掛けだけでノコノコ入ってくるほど魚もアホではないので、餌を用意。
コレはソーセージでもうまい棒でもいいと言われてますが、確実なのはこういう川魚を寄せる餌。
今回は友人が買ってきてくれた『寄せ太郎』に頑張ってもらいます。
ちなみにペットボトルはちゃんと沈むようにそこらへんの小石を入れてあります。

寄せ太郎

本来先に餌を入れるのが楽なのでしょうが、
うっかり針金とビニールテープでぐるぐる巻きにしてしまったので、あきらめて口からつめます。

寄せたろう

どんどんつめていきます。
手でつめないのは寄せ太郎がとんでもない激臭を放っているからです。

寄せたろう

一見、うんちょすを詰めたように見えますが正真正銘の寄せ太郎です。

ワナ 仕掛け

そして魚がいそうな場所に仕掛けを置きます。

川魚 ワナ

木の棒に釣り糸を巻き付け、氷のように冷たい川に落ちたりしながら設置!

ちなみにペットボトルによるワナや仕掛ける際のゴミはちゃんと持って帰りましょう。
たまに仕掛けるだけでもダメとか言われることもある世知辛い世の中なので、ちゃんとルールは守りましょう。

これを土曜日まるまる一日放置して日曜日に回収。
結果報告は次回の更新で・・・

ではでは。