インコの餌をコーヒーミルですり潰す

うちのサザナミインコ「ごま」さん。
とってもかわいいのですが、偏食家でして…

うちではカスタムラックスとペレットを混ぜてあげてたのですが、麻の実とヒマワリの種ばっかり食べるんですよね…そして、その結果…

・爪と嘴がめっちゃ伸びる
・嘴に内出血のような跡
・羽がボサボサ

などの身体的な影響が出てきてしまいました。
※上の写真2枚を参照

これはちょっと早めに治したいね、と言う事でインコも見てもらえる動物病院に行ったところ、食べ物の偏り（穀類中心）による肝臓疾患という診断でした。
これ、けっこうインコではよくあるみたいなんですよね…

とにかくこれを治してあげるにはどうすればいいか？なのですが、まずは水に溶かして飲むタイプのお薬が処方されました。そして日々の餌についてペレット中心に食べてもらうようにして行かないといけないのですが、この方法が目からうろこでした。

インコの餌をペレット中心に切り替える方法

①現在の餌（カスタムラックス＆ペレット）を粉々に潰して、混ぜてあげる
②だんだんと穀類を減らし、ペレットの分量を多くする
③最終的にほぼペレットのみのご飯に慣れたら、そのまま潰さずにあげてみる

大体はこの方法で切り替えが成功すると獣医さんから教えていただきました。
病院の方で預かってもらって切り替えもしてもらえるそうなのですが、ごまさんが寂しがるのでそこは自分でやってみます、と言いました。

それにしても言われてみれば確かに！っていう方法でした。
選り好みして食べるんなら、選り好みできないようにクラッシュしてしまえばいいじゃない！
こういう事ですね。
まずはごまさんにペレットのおいしさに気付いてもらうしかありません。

すり鉢で餌を潰してみる

早速、昔ひな鳥用に使っていたペット用のすり鉢・すりこ木をほじくりだしてやってみました。ただ、これ思ったようにうまく行かないんですよね。
想像以上に穀類もペレットも硬いんですよ。潰すのにめちゃくちゃ力がいるし、時間もかかるし、力みすぎてすり鉢から餌が飛んでいきます。
それでも愛するごまのため、と思いながら一週間ほど頑張っていましたがこの作業で筋肉痛になってしまい、このまましばらく潰し続けるのは難しいな、と判断しました。

なにか効率よく潰せるものはないかなーと考えた結果、めちゃくちゃいいものがありました。

コーヒーミルを使って餌を潰してみる

コーヒー好きの父親を持ち、小さいころからコーヒーよりもコーヒーミルで豆を潰すことに興味津々だった自分がなぜこれに気付かなかったのか！
すぐにAmazonで手ごろなコーヒーミルを購入しました。どっちみちコーヒー豆を潰したミルはインコに使えませんしね。

いい感じです。定番のKalita。
きっととてもいい仕事をしてくれるでしょう。

粒の粗さはネジで簡単に調節できます。
あんまり細かく設定するとつぶれない穀類もあり、荒く設定しすぎるとそのまま出てくるものもあったので、ここは使いながら要調節ですね。

ペレットとカスタムラックスとボレー粉を入れてゴリゴリゴリゴリ…

いい感じ！
これなら偏食家のごまもめんどくさくなって、どっちも食べてくれることでしょう。

約2カ月後の結果

上の写真を見てもらったらわかると思うのですが、爪が以前に比べてきれいにとがっています。
以前は先がとがらないままパイプ状に伸びて、巻き込んでたんですよね…
それと嘴の伸びと内出血もなくなり、嘴がキレイな色になりました！
変形して生えていた羽もすっきりときれいになり、つやつやしています。

動物病院からもらったお薬もとても効果があったのだろうと思います！感謝！
さらに餌を潰すことによって相乗効果でかなり改善できたのかなーと思います。
便をみてもかなりペレットを食べてくれていることが分かって嬉しかったです。
あと体の調子が良くなって元気になったのか、前より飛び回るようになりました。

↑水浴び中

この先もずっと長生きしてもらいたいですからね。
しばらくはゆっくりこのご飯を続けながら、ペレットに完全移行させようと思います。

ではでは～