動けないという事。

動けないという事。

どんぐり

寒い冬が遂に本格化してきました。

この季節の変わり目に僕は足にヒビが入り、松葉杖をつけ、ギブスをつけ、ずるずると足を引きずり、
ヤンキーに絡まれたり、はたまた助けを求められたり、風邪を引いたり、
コリドラスバイオレットとブッシープレコが、買って来て即死したりとまぁ散々でした。

普段からペカペカと明るい人間ではないのですが、この一ヶ月は悪い事が重なって特に鬱々としておりました。
宗教に対しては常にガン無視を決め込んでいるのですが、心の弱い今はついうっかり入信してしまいそうです。
厄払いにいこうかと本気で考え中です。

 

それはさておき、動けないと言うのは非常にストレスであります。
腕の骨折は以前2回程した事があるのですが、いずれも利き腕ではなかったため、そこまでの不自由も感じることなく、「むしろおいしい」なんてポジティブに考えていた我が中学時代を思い出すと哀れでなりません。

とにかく足は辛い。辛かった。
以下は足を怪我して感じた事。

まず、色んな段差がかなりキツい事を知ります。
バリアフリーの大切さを実感するには非常に良い機会でした。
階段、玄関は当然の事ながら、風呂なんて命がけ。
実際ワックスでスベスベに磨かれたキッチンで滑って死にかけました。

次に今現在の自分がいかに役立たずで迷惑をかけているかを思い知ります。
情けないやら申し訳ないやら。

そしてアクティブに動きまわりたい衝動が半端じゃなく襲ってきます。
友人たちと遊ぶ時に大好きな河原や山に行けない。辛い。

更に足を引きずって歩いている自分を恥ずかしいと思う感情。
もし自分が町を歩いていて、同じ様に足を引きずっている人がいれば、大体ちらっと見てしまいます。
これは哀れみとか蔑視しているとかそういう感情は一切無しの無意識の反応で、
ただ自分の視界の中に1人だけ違う動きがある、という理由だけで反応しているに過ぎません。

でもやっぱり自分がその対象となったときはかなり気になります。
自意識過剰かもしれませんが、ちらっと見られるくらいの視線をかなり感じました。
まぁ…ズリズリ音が鳴ってれば見ちゃうよね。
しょうがないと思う。

最後に、筋肉の衰えがひどい。
片道8kmの距離を毎日自転車で通勤している自分が、それをぱたりとやめるとかなり代謝が落ちます。
肌も荒れるし、免疫力は下がるし最悪です。

しかしそのせいもあって、現在筋トレ欲が凄いです。
プロテインとか超摂取したい。

大変だった点はこんな感じ。
少し前に祖母が足を骨折したときも同じ様に軽い鬱症状になっていたので、
急に動けなくなる、普段できていた事ができなくなるというのは精神的ショックがでかいです。

僕も軽い鬱状態にはなっていたのですが、もちまろとちくわに甘える事でなんとか持ちこたえました。

足を怪我したときも、口内炎が出来たときも、風邪を引いたときも、
普段の自分がいかに健康で幸せであるかを思い知りますね。

足の方はようやく痛みが消え始めました。

この怪我のおかげで、まだ冬の朝を自転車で走っていません。
久しぶりに乗った自転車はきっとむちゃくちゃ寒くて、ペダルが重いんだろうなぁと怯えております。

もう今年も終わりかけ。
せっかくならいい気分で新年を迎えたいものです。

皆様も怪我にはご注意を…

ではでは。